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2007年06月25日 澗満滝

 山ノ内町志賀高原にある澗満(かんまん)滝(5月23日)のようす。
この滝は標高差が107mあり、若山牧水が滝のようすを書いています。

20070625-1.jpg

 現地案内板(若山牧水全集第6巻)に
「澗満滝 牧水 大正九年5月21日
とにかく珍しい瀧らしいので道からそれて見に行った。・・省略・・水量とても貧しくないそれがいま太陽に向って赤裸々に三百九十尺を落下してゐる姿は歩き疲れた私の心に少なからぬ昂奮を覚えしめた。・・省略・・暫く崖の上に横になりながらこの珍しい瀧を眺めて時を過ごした。」と紹介。
 この写真を撮ったのが5月23日でしたから、牧水が見たのは約87年前。牧水は各地を旅する中で草津から志賀高原を経由し渋温泉に行く途中に、この滝に寄ったもよう。
 横になって眺めていたとありますからずいぶんと気に入ったようで。
 今みたいに気軽に来られるわけでもないので一生に一度と思ったのでしょう。
牧水の奥さんは意外と知られていませんが百科事典ウィキペディアによると、
「若山 牧水(わかやま ぼくすい、 明治18年(1885年)8月24日 - 昭和3年(1928年)9月17日)は、明治〜昭和初期の歌人。・・省略・・
 明治44年(1911年)創作社を興し詩歌雑誌「創作」を主宰。この年、歌人・太田水穂を頼って長野より上京していた後に妻となる太田喜志子と水穂宅にて知り合う。明治45年(1912年)友人であった石川啄木の臨終に立ち合う。同年、喜志子と結婚。大正2年(1913年)長男・旅人(たびと)誕生。その後、2女1男をもうける。・・省略・・
 旅を愛し旅にあって各所で歌を詠み、日本各地に彼の歌碑がある。大の酒好きで一日一升程度の酒を呑んでいたといい、死因の大きな要因となったのは肝硬変である。自然を愛し特に終焉の地となった沼津では千本松原や富士山を愛し、千本松原保存運動を起こしたり富士の歌を多く残すなど、自然主義文学としての短歌を推進した。」と記述。

 若山牧水の奥さんは長野県出身(塩尻市)の歌人であったのですね。
 長野県は有名人の妻や母が多く、例えば上杉謙信公の祖母は中野市出身(高梨家)、2009年大河ドラマの主人公直江兼継の母は飯山市常盤出身、中日落合博満監督の妻の信子さんは飯田市出身などなど。
 話はちょっとそれますが東京新宿の事務所(新宿2丁目)にいる頃、事務所近くの酒店(森本)によくビールを買いに行きました。夕方過ぎると師匠からビールを買ってくるように言われて。なぜかと言いますと事務所で酒盛りが始まるからです。それもしょっちゅう。そして師匠の面白い話の連続が・・・
 この酒店の2階で若山牧水が挙式をしたそうで、質素なものだったとのこと。そこでしばらく生活もしていたそうです。
 当時の旅は移動がたいへんだったことでしょう。
(注)若山牧水全集第6巻 静かなる旅をゆきつつ「草津より渋へ」

この記事へのコメント
Re:澗満滝 by モリノブ

 若山牧水は、群馬の暮坂峠に行ったとき、「牧水もここを歩いたのだ」と旅の実感をしました。澗満滝、間にさんずいが付いて「カンマンだけ」と呼ぶのがいいですね。
 上杉謙信、直江兼継は大好きな武将です。大河ドラマが楽しみです。
 酒店のお話は面白いですね。お師匠さんは酒好き豪傑タイプ?だったのですね。昔の棋士がほとんどそうでした。私も隣の酒屋さんで、よくお酒を買ってきました。

モリノブ様 by 内藤

いつもコメントありがとうございます。
この滝、駐車場に止めて1分でみれますが昔は見るのもたいへんだったようです。
昔、若山牧水のような人はただの大酒飲みと思ってましたが、40歳過ぎてからなんとなく気持ちがわかるようになりました。
師匠はお酒を飲みながら雑談をするのが好きでしたが、あまりに回数が多いのでうっとうしい時期もありました。でも今ではいい思い出になっています。

Re:澗満滝 by 杉田

久しぶりに森本酒店の名前を見て懐かしく思いました。長野から東京に来て偶然に森本さんにお世話になるとは、不思議な御縁でしたね 。 

杉田様 by 内藤

人間の縁て不思議なものです。新宿2丁目付近は昔、牧場だったとか。あの芥川龍之介も近くに住んでいたそうです。

Re:澗満滝 by しゃけ

滝好きの1人です。滝をテーマにした
ブログも作っているので、もしよかったら、
一度遊びにきて下さい!どうぞ宜しく!

Re:澗満滝 by 兼末重治

記事を読ませていて頂き大変勉強に成りました。先日この滝の写真を撮らせて頂きました。滝の周りに霞が罹り紅葉も綺麗で素晴らしい写真が撮れました。この壮大な自然に感謝です。

Re:澗満滝 by 内藤

コメントありがとうございます。チェックが遅れて申し訳ございません。サイト運営会社のミスで3年ほどコメントができない状態が続いていました。
この滝は水量の多い時に見ると爽快な気分になります。冬は除雪しないので見られませんが。この滝をみるとしばし呆然とします。

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