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2017年11月10日 隧道(ずいどう)

20171110-1.jpg

写真は飯綱町にある芋川堰隧道(ずいどう)下口(出口)のようす。
 鳥居川上口(入口)から取り入れた水が約1kmの地下トンネルを通り、この下口(出口)へ至ります。現在、農業用水(逆水路含む)と水道に利用されています。
 上、下口から同時着工(S46.3)しましたが、湧き水や泥水流出があり上口下口とも完全に掘さく困難の状態(S47.5.1)になりました。しかし、約4か月の検討を経てグラウト工(注)が採用され解決した結果、隧道が完成(S48.3.31)しました。

<工事の概要(三水村誌引用)>
隧道延長:1012.3m
水路断面:幅1.2m 高さ1.5m
構造:コンクリート全巻
掘さく方法:削岩機(レッドグリル・ビック) 爆薬使用による断面掘さく(入口・出口二杭より掘さく進行)
地質:上口側−火成岩層 下口側−泥岩層
支保工:鋼製支保工埋没し、一部縫地支保工
工事実施期間:昭和46年3月〜昭和48年3月
工事施行者:株式会社守谷商会
グラウト工施行者:日本綜合防水株式会社

 地図ソフトで測ったら標高は上口(入口)が約624m、下口(出口)が約628mでしたが水が勢いよく流れていました。よくわかりませんが、頭首工や逆サイフォン機能が関係しているのかもしれません。
 流れ出す水をしばらく見ていたら先人の苦労が感じられました。

(注)グラウト工とは、硅酸ソーダ、セメント、ベントナイト等を水に溶かし、圧力10〜30kg/cmのポンプで土質の悪い掘さく予定断面へ注入し湧水を止め、掘さく可能にする工事をいう(三水村誌)。

<引用文献>
三水村誌編纂委員会編「三水村誌」pp.463-466,昭和55年3月
<参考サイト>
逆サイホンとは
http://www.maff.go.jp/kyusyu/nn/new/17/gijyutu/gijP01.html

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